#オフィス飯01_ツナパスタ

オフィス飯

「食べること」は、私にとって長らく億劫で、疲れや恐怖を呼び起こす行為だった。

食べている姿を見られたくない、という感覚が芽生えたのが中学時代。給食の時間、私がコッペパンや惣菜を口に運ぶ姿を、目の前に座っている男子がじっとりと、ときにうすら笑いまで浮かべて見てくることが不快で仕方なかった。当時の私は、自分には「小さなオジサン」が見えることにしていて、教室の角を指差して「オジサンだ!」などと叫び、そいつの視線を自分から遠ざけようとしていた。

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