若山和子|Kazuko Wakayama
フォトグラファー。青山学院大学仏文科卒業後、映画配給会社日本ヘラルド映画国際部勤務を経て、アメリカ・ボストン美術館付属大学に2年留学、フランス・パリ国立造形大学卒。
18年に渡りフランスに在住し、写真作品をアルル国際写真祭、フランス国立図書館(BNF)、川崎市民ミュージアムほかで発表する一方、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの3大映画祭にも数多く参加。
カンヌ映画祭では、オフィシャルプレスパスをもつ唯一の日本人フォトグラファーとして活躍中、世界中の映画人のポートレート撮影をする。
2013年に帰国、千駄木にケープルヴィル写真館&カフェをオープンさせる。現在は東京在住。
Instagram:@kazukowakayama
HP:https://www.capleville.jp/
お気に入り
部屋の中でお気に入りの場所を教えていただきました。
地中海のタイルや陶器が好きでイタリアやスペインから持って帰ってきたものを並べています。
愛犬のバロンくんのいるお庭
食器の収納も見せていただきました。
すきな陶器を旅先で見つけたら買っています。
ベネチアグラスのワイングラスや島で買ってきたグラス、人間国宝の金城次郎さんの陶器。モノトーンの魚のモチーフが特に気に入っています。
Q&A
20代のときのこと、暮らしのこと。
Q1. 現在、どんなお仕事をされていますか?
フォトグラファーです。カンヌやベネチア国際映画祭を中心に映画関係のポートレートを撮影してもう30年ほど。そのほかカフェビストロを併設の写真館をしています。
仕事の一コマ(ギリシャで撮影した写真)
CAPLEVILLE写真館
Q2. 社会に出たばかりのころは何をしていましたか?どんなことを考えていましたか?
映画の配給会社の国際部で海外から来日する映画監督のアテンドなどをしながら、世界はひろく、まだまだ外にでて見なくてはならないこと、やってみなくてはならないことがたくさんあるに違いない、と思い海外移住を画策していました。
Q3. そのときと今、どんな風に考え方が変わりましたか?
そのあと、フランスで美大に入り18年間フランスに住んだのですが、その結果わかったことは自分にとっていかに日本にいる、ということが大切であるかということ。
どこにいるか、ではなく、何を栄養にして自分を耕し、何を求め、何を咲かせるか。ひとつひとつのことを大切に、そういうことが自分らしくできればそれがよいのだ、ということを納得して生きていかれるようになりました。
Q4. 初めての一人暮らしにおすすめのマルヒロの食器はありますか?
SEASON01 プレート/ネイビー
こういう色のお皿は白い食べ物がまるで海で泳いでいるようで楽しそう。
Q5. とある日の食卓を見せて下さい!
とある週末のブランチ。あさごはんとランチを兼ねて。南仏に長く住んでいたので、ガスパチョやラタトゥイユなど手軽に作れるものが好きです。白ワインと一緒に。
ちょうどフランス出張から持って帰ってきた農家製チーズたち。
ラタトゥイユが好きなのでよく作ります。
茄子のマリネ・タヒニソース
こんなゴツゴツとした素朴なパンが大好きで、休日には犬の散歩を兼ねてパン屋巡りをします。
パルメジャーノとクランベリーのスコーン。
Q6. 若山さんの偏愛インテリアを教えて下さい。
イタリアの陶器製のガーデンテーブル
Q7. 日々の暮らしに欠かせない音楽はありますか?
音楽がないと生きていかれないのですが、最近GRACE VANDERWAALというアメリカのシンガーソングライターがとても好きだと思っていたら、偶然に、ある撮影のときにご一緒することができて感激でした。
Q8. 日々の暮らしに欠かせない香りはありますか?
いちじくの香りが甘くて大好きです。
Q9. 休みの日に観たい映画を教えて下さい。
映画がわたしの人生といっても仕方ないくらい映画好きなのですが、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリングスカイ』に影響されて、人生を彷徨い続けてきた気がします。音楽は坂本龍一。
Q10. とある日の生活を教えて下さい。
Recipe
ガスパチョ
お料理初心者でも大丈夫!若山さんにレシピを教えていただきました。
材料(2人分)
- トマト 大2個(なるべく完熟したもの)
- きゅうり 1/3本
- たまねぎ 1/8個
- にんにく 1片
- パン粉 こさじ1
- ピーマン 1/2個
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
- クミンパウダー 少々
作り方
- トマトとピーマンはざっくり切り、パン粉以外の材料をすべてミキサーにいれて細かくします(ミキサーがない場合は大根おろし器で擦っても大丈夫)
- 最後にパン粉を入れ、塩コショウをお好みで入れて味を整えます。冷蔵庫で冷やしておくとより美味しくいただけます。