レストランの会場となるのは、神代小路にある木造のレトロな旧神代中学校舎。
中に入るとたっぷりの日差しが入る教室にて、レストランがオープンしていました。
この日は雲仙市小浜市に店を構える「BEARD」のシェフ・原川慎一郎さんの料理を求めてたくさんの方が来店。「会場の木造の旧中学校舎から着想を得た『給食』をテーマにした献立」を楽しむ人で賑わっていました。
原川さんはお皿に盛りつけながら、野菜のこと、生産者さんのことを丁寧に話してくださいました。
その土地で採れた野菜や魚介を使って丁寧に調理された料理は、作っている風景からおいしさが伝わってきます。
この日のメニューは「雲仙在来種野菜のブイヤベース」「ピクルス」「トミガワベーカリーのカンパーニュ」。
ランチを食べ終えたえんのみんなの感想を紹介します。
<松山(えん店長)>
風土ランチを食べて
その土地で採れた野菜や魚介を使って丁寧に調理されていました。
野菜は雲仙在来種のものを、ブイヤベースにはアラカブ等の魚介のうまみもギュッと凝縮されていました。
ジャガイモは温泉水で蒸したり、野菜や魚介の美味しさを十分に味わうことが出来るプレートになっていて食べていて幸せでした。
原川シェフのお話や所作も見入ってしまう程ひとつひとつ素敵でした。
昔から大事に種取りされている在来野菜や農薬不使用の野菜や果物、食べたものを実際に購入できる直売所、雲仙市の環境がとても羨ましく素晴らしいなと思いました。
<毛利(えんスタッフ)>
肌寒いけれど、青空がきれいな日。
限定レストランになっている神代小路にある木造の旧中学校に入ると、匂いも雰囲気も差し込む陽射しもそこにいるみんなの笑顔も空間そのものがあたたかかった。
目の前で食材や料理について原川さんの話を聞きながら、盛り付けていく様子も見ることが出来て、食べるまでのわくわくは増すばかり。贅沢〜。原川さんの言葉から食材、農家さん、全てにおいての感謝が伝わってきた。
自社の器に盛り付けられていく料理たちを見て、私自身も嬉しかった。ほぉほぉ!その器にコレか!野菜は豪快に盛り付け!勉強になります!と記憶した。そして器によかったね〜しあわせだね〜と言った。心で。並んで待つ姿が給食を思い出し、懐かしい気持ちになって、またあたたかくなった。
野菜がおいしかった!野菜そのものの色も綺麗で見ていて楽しかった。ブイヤベースもおかわり!とほんとは言いたいくらい。スパイスの加減がとても好み。こんなおいしい野菜が育つ雲仙が食べた後より一層魅力的に見えて羨ましく思った。
各テーブルに飾ってある花がとても印象的で、花が好きな私は花が飾ってある空間でおいしいごはんを食べる!ことに幸せが増した。テーブルに盛り付けられた器を置いた時、テーブルクロスや花が邪魔をせず、そこに馴染んでいた。
みなさんの笑顔と空間作りがあたたかくて、外は肌寒いということを忘れさせてくれた。
<馬場(えんスタッフ)>
風が強い寒い日でしたが、中はとても暖かく明るい日が差して、とてもいい空間でした。
お料理を待つ間、陽射しできらきら黄色に見える蒸されたじゃがいもがとても印象的で、実際に食べるととても甘くしっとりしていて美味しい。ピクルスはがつんと酸っぱく歯応え良し。スープはお魚の骨まで入っているのかとても健康になった気分になりました。
原川さんの落ち着いた力強い声がまたいい。
キッチンや沢山の道具はなくても、とても丁寧な説明と、そこにいる人達と、いろんなものが交わって美味しいご飯ができるんだなと思いました。
またマルヒロの食器やマグカップを使ってみなさんが食事されている風景がとても不思議で、ポップなカラーだけど意外といろんな場面に馴染むのね、と違和感がなかったのがなんだかとても嬉しかったです。
いろんな人が集まる環境づくり、いろんなバランスって良く考えてもできない事もあるけど、ふとした時にできる事もあって、考えたからこそふと出来るんだろうけど、デンケンウィーク素敵だなと思いました。
「DENKEN WEEK KOJIRO 2023」は2月5日(日)まで開催されています。
食のイベントのほかに波佐見で作陶する中川紀夫さんや都築明さんの作品や、長崎出身アーティストの作品を楽しむことができます。
スタンプラリーも開催されており、スタンプは会場内の各展示会場のほかにマルヒロ私設公園「HIROPPA」でも押すことができます!長崎にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね!