fuu fuu fuu
文香
「テキスタイルデザイン」と「食」とを融合させたグラフィカルな押し寿司を制作しています。
fuufuufuuの3つの「 f 」 は「feel=感覚」「fiber=繊維」「fuse=融合させる」を意味し、食材を活かした多様な味覚とテクスチャーを研究し表現しています。目で驚き、食べて喜びを感じられる「食べられるアートピース」をお届けします。テキスタイルが1本の糸からその形を成すように、食材ひとつひとつを繊維ととらえ、季節や味わいを織り重ね、押し寿司に閉じ込めます。
Instagram: @fuu.fuu.fuu
Website: https://www.fuufuufuuoshizushi.com/
テキスタイル押し寿司アーティスト
fuu fuu fuu / 文香さん
押し寿司WSの講師「fuu fuu fuu」の文香さんは大学でテキスタイルを勉強した後、インテリアブランドのテキスタイルデザイナーとして働いていました。テキスタイルデザイナーとは、布のデザイナーのこと。柄をデザインしたり、布の組織や素材を選んだり布にまつわるさまざまなデザインをするお仕事です。
次から次へと新しい商品が企画され、売り残れば廃棄され、消費されていくデザインの仕事に少し疑問を感じていたある日の仕事帰り。たまたま目に入った寿司枠を見て、「これだ!!」と雷に打たれたような衝撃が脳内を走り、急に押し寿司を作りたくなったそう。
今まで自分が関わってきた布や糸の繊維のように、野菜やお魚、お肉も繊維質であり豊かな色彩があり、それらを構成して作っていく「押し寿司」は「テキスタイル」ととてもよく似ていることに文香さんは気づきました。
そして何より作品は「食べたらなくなる」ということが、当時の文香さんにとってはとても大事な事でした。
ものづくりがしたいけれど、ものを作り過ぎていることへの疑問や罪悪感から「押し寿司」は解放してくれたと文香さんは言います。
「押し寿司」が、作る喜びを改めて感じられるきっかけとなったのです。
デザイン画
文香さんが今まで作った押し寿司のデザイン画。作る前にまずデザイン
画を描くところから始めるそう。
押し寿司にぴったり マルヒロのプレート
SEASON 01のスクエアプレート
HASAMI SEASON01のスクエアプレートが偶然にもぴったりのサイズ!食材の色味との相性も抜群でした。
いろはシリーズの長角皿
クラッシックないろはシリーズとカラフルな押し寿司のコントラストもおすすめです。
丸いプレート
正方形の大きめ押し型を使用する場合はHASAMI SEASON01 のプレートや、たたら8寸皿がおすすめ
押し寿司がテキスタイルに!おしゃれなハンカチになりました
テキスタイルをイメージして作られた押し寿司が巡り巡ってテキスタイルに落とし込まれ、ハンカチになりました!
ハンカチの縁にはマルヒロのプレートの色味を連想させるポップな差し色が使われています。
えんどう青海波
なす瓦
アスパラ麻の葉
パプリカ松青海波
Let’s make OSHIZUSHI !!!
いざ押し寿司作りに挑戦!
文香さんから、食材も色鉛筆や絵の具のように画材になるということを教わり、いざ押し寿司作りに挑戦!
黒米と白米を混ぜてご飯を炊き、文香さんお気に入りの内堀醸造謹製の美濃 特選すし酢を適量入れ、ごはんを切るように混ぜて行きます。
長崎で採れる旬の野菜を中心に文香さんがセレクトした食材達。塩麹を入れ、オリーブオイルで炒めたシンプルな味付けです。
今回使用した素材
カボチャ、にんじん、オクラ、アスパラ、えのき、ラディッシュ、パプリカ、ズッキーニ、ブロッコリースプラウト、紫キャベツ、挽肉、えび
1. ご飯を薄く敷く。ポイントは四角にもしっかりとご飯を入れること。この一手間で仕上がりが変わります。
2. クリームチーズとくるみを1cm角ぐらいにちぎって全体にバラバラと置いてきます。
3. 薄くご飯を被せます。
4. 野菜を配置して行きます。最初にえのきを全体にちりばめることで出汁の役割を果たしてくれて味に深みが出ます。その上に自分がイメージする色合いや形の食材をのせて行きます。
5.蓋をして、全体重をかけてぎゅーと押して行きます。小さいお子さんだけでは力がかかりにくい時は、一緒に押してあげると良いです。
この際、食材の水分が溢れてくるので拭き取ります。
6.しっかり押すことができたら、外側の枠組みをスーッと外して行きます。
7.上の蓋は隙間にナイフを入れながら丁寧に外して行きます。
8.完成!! これはお顔かな?
料理とテキスタイルが一緒になった楽しいワークショップでした。イベントが多いこれからの季節。あなたも押し寿司にチャレンジしてみてはいかが?
押し寿司ハンカチが気になった方はお早めにチェックしてみてくださいね!