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陶器や染みになりやすい器のお手入れ

2019.12.17 (火)

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陶器や一部の釉薬には目に見えない小さな凹凸、細かな貫入(ヒビ)がたくさんあり、そこに食材や油などの汁気が入り込むことで変色やシミ、臭い移りが起こり、カビの原因にもなります。
こうした器はちょっとしたひと手間で器を長持ちさせるだけでなく、手間をかけた分だけ良い味わいの見た目に育ちます。

陶器や貫入のうつわには、無数の小さな穴が開いています。ここから汁気や油が染み込むと臭いやカビの原因に。
目止めは米のとぎ汁などで表面をコーティングすることで、器が吸収したとぎ汁のデンプン質が表面の貫入をふさぎ、器に侵入しようとする「染み」をある程度防ぐことができます。(※完璧に防ぐことはできません)

    用意するもの … 鍋、米のとぎ汁、炊いたご飯スプーン1〜2杯
    器が浸かるサイズのお鍋と、米のとぎ汁(なければ水)をご用意いただき、その中に炊いたご飯をスプーン1〜2杯ほど入れてください。(ご飯の代用として小麦粉や片栗粉もご使用できます。)

<注 意>
※ 器が入るサイズの鍋がない場合は、用意した液体を別のお鍋で温め洗い桶などの容器に注ぎ、その中に器を浸してください。そのまま冷まし良く洗いご使
用ください。

    鍋に器を入れ、弱火から中火ほどの火加減でゆっくりと温度を上げます。沸騰する少し手前で火加減を弱火にし、ゆるいお粥の様な状態になれば火を切ります。

<注 意>
※ 火加減が強すぎる場合、器の一部だけが高温となりヒビや割れが 生じる事があります。必ずゆっくり温度を上げてください。
※ 沸騰すると鍋や器同士が当たり、欠けなどが生じる場合がありますのでご注意ください。
※ 複数の器を同時に目止めする場合、器の間にキッチンペーパーを挟むと器同士が直接ぶつからず安心です。

    火を止めて鍋が冷めるのを待ちます。(半日ほど浸け置きしてください。)器を取り出しよく洗い、乾いた布で拭きしっかりと自然乾燥させます。

<注 意>
※ 熱い器を急冷しないで下さい。破損の恐れがあります。
※ 鍋と器が張り付き取れなくなった場合は、とぎ汁を入れ火にかけ、高温の時にしゃもじなどを使って器をはずしていただき、そのまま 冷ましてください。

料理を盛りつける前のひと手間。流水にさらして、十分に器に吸水させてから盛りつけるようにするとシミがつきにくくなります。

    料理を盛りつける前に十分に器に吸水させてから盛りつけるようにします。煮汁や油が染み込みにくくなります。

<注 意>
※ お使いになった後の汚れは早めに落として下さい。
※ 洗浄後はよく乾燥させてから保管してください。湿気が残っているとカビや匂いの原因となります。
※ 陶器は欠けやすいものが多いので食器洗浄機はおすすめしておりません。また、不安定な重ね方で食器棚に収納すると食器に負担がかかりヒビや欠けの原因となってしまうので、似た形で重ねるようにしてください。


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