甘酸っぱい毎日を夢見てる、シェアハウスで暮らしてる、フリーランスフォトグラファーの初老男子、なにかと苦じょっぱくなりがちです。なまえはかおたんです。
もうすぐ春ですね、ちょっと気取ってみませんか。冬の寒さから解放されて暖かい季節の訪れを感じていると、すなわち憎いあん畜生がやってきます。花粉症です。今年は特に花粉症が酷くて、しばらく気取るのはちょっと難しそうです。
春は冬の間頑なに大人しくしていた緑が瑞々しく芽吹き、いろいろな花がニコニコに咲き誇るとってもワクワクする季節ですが、花粉症の僕にはムズムズと憂鬱な季節でもあります。終わりと始まり、別れと出会い、ワクワクとムズムズ、相反するものに心をかき乱されるトキメキと憂鬱の狭間の季節。春の甘酸っぱい季節ランキングは当然ダントツの一位です。そんな季節の狭間にも波佐見焼のある暮らしの中に甘酸っぱい毎日を探してみたいと思います。もしかしたら、あなたの毎日も甘酸っぱくなるかもしれません。
ご近所さんがおでんをたくさん作ったのでお裾分けしてくれると連絡をくれました。何かと渇き切った東京砂漠でこういう温もりを感じる交流を、おでんの冷めない距離に住む友人とできるのはとても嬉しいことだと思います。たとえ花粉症で僕の顔面が崩壊していても、友人がパジャマみたいな格好で登場してもお互い何もつっこまずただ世間話をしておでんを引き取りそれぞれの生活に戻る、こんななんでもない日常にささくれだった心が癒されます。