小天体が衝突した跡「クレーター」をイメージした柄です。
制作は波佐見町の光春窯にお願いしました。釉薬には「脱鉄スラッジ」と呼ばれる、通常は産業廃棄物として捨てられる素材を釉薬の中に混ぜ再利用しました。
より白い石を得るために鉄分の多い石を塩酸につけ、鉄分を除去する「脱鉄」という工程で出てくる鉄の部分を「脱鉄スラッジ」と呼びます。光春窯では脱鉄スラッジに特殊な処理をして塩酸を完全に落としてから焼き物の素材に使用しています。
マルヒロでは、過去にも「脱鉄スラッジ」を使用した商品を展開しております。
”やきものの資源を辿り生まれた器 TRACE”