特集

マイナーレシピ 〜マクロビオティック編〜

2022.11.04 (金)

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大分県大分市にてオーガニック食品や洗剤を量り売りで販売するzero waste shop BETTER(以下、BETTER)と草のダイニング・高梨さんのご協力のもと、マクロビオティックのお料理をご紹介〜!

「マクロビオティック」とは?

江戸時代後期に確立された、日本の伝統食をベースにした食養生のこと。使う食材は自然農・有機無農薬のもので、調味料も昔ながらの醸造方法で作られているものを使用します。汚染されていない上質なものでつくるという前提のもと、マクロビオティックの料理は作られます。

高梨さんいわく「マクロビに基づいた食材を集めて作ると、一つ一つの食材のうまみが深く、余計なものは必要なくなるのを感じます。塩と水だけで重ね煮した野菜のおいしさにしあわせなおいしさを感じています」とのこと。高梨さんの言葉から食べることの根源的な喜びを感じます。

BETTERでは定期的に草のダイニングの高梨さんのマクロビ料理教室やセミナーを開催しています。今回特別にBETTERで販売している食材や調味料を使用し、秋冬の食材で作ったお料理をマルヒロの食器に盛りつけていただきました。クリスマスにもぴったりなお料理ばかりです。高梨さんによるレシピ付き!ぜひご覧ください!

Recipe1:蓮根ブランボラーグ

冬に美味しくなる蓮根を使った手軽にできる、チェコの家庭料理であるブランボラーグをアレンジした料理です。通常は豚肉や牛肉を使うお料理ですが、今回はお肉の代わりに蓮根を使用しました。赤い色味はすりおろしたビーツを加えています。

お皿にBARBAR たたら 8寸皿 銀鉄TERRA プレート L ナチュラルをチョイス。土の温かみを感じるお皿に食材の色味がよく映えます。

つくりかた

蓮根とビーツをすりおろします

すりおろした蓮根とビーツを合わせて、葛・塩をそこに埋めて溶かします

手のひらで丸く、平らに形作りながら、パン粉をまぶします

ごま油で火加減しながら焼きます

中はもちっ、外はかりっとした食感がおいしいです。オリーブオイルと醤油をつけてもおいしいですよ。お好きなソースを工夫して食べてくださいね。

生地に混ぜ込んだ葛は漢方薬にある「葛根湯」の元で、身体に取り入れることで冷え対策、風邪予防にも良いといわれています。冷え性の方にぜひ取り入れていただきたい食材です。

<このお料理で使用したBETTERの食材・調味料>
・有機醤油
・クリスタルソルト(全て量り売り)

Recipe2:パスタソース豆乳ホワイトソース

優しい味わいの豆乳ホワイトソースパスタです。パスタには古代硬質小麦が使用されており、グルテンが非常に少なく小麦アレルギーを起こしにくいと言われています。

BARBAR TRACE ボウル Lは直径22cmの大きめのボウルです。一人分のパスタはもちろん、とりわけパスタにもピッタリの器です。BARBAR TRACE ボウル Sにはレモンのカットをトッピングしました。

つくりかた

玉ねぎをやや多めにみじん切りして、焦がさないようにゆっくりと炒め味を引き出します。みじん切りしたシメジ、エノキなどのキノコ類を加えてさらに炒め、そこにオイルを足して、玄米粉を加えます。

焦がさないよう気を付けて、玄米粉にもゆっくり火を通します。水を少しづつ入れて、玄米粉をソース状になるまでゆるめてそこに常温にしておいた豆乳と、ゆっくり注いでお好きなゆるさの、とろみにします。

味は塩の加減で決めていきます。パスタと一緒に食べた時の塩味の濃さを、想像しながら、塩の量を決めていきます。

パスタをゆで、熱々のソースをかけていただきます。

オリーブオイル、パセリ、バジルなどお好みでかけていただきます。ピンクペッパーの香りもおすすめです。

<このお料理で使用したBETTERの食材・調味料>
・ラッセロ小麦のスパゲッティ
・チュニジア産オーガニックオリーブオイル
・オーガニックピンクペッパー
・あかねだま いちごシロップ(ドリンク)

Recipe3:パスタソース重ね煮バージョン

野菜のうまみをたっぷり楽しむことができるパスタです。重ね煮することで一つ一つの野菜のうまみを最大限に引き出すことができます。かぼちゃやにんじんの甘味がやさしく口いっぱいに広がります。

日本古来の「十草柄」が手描きされたBARBAR サビ十草 大皿をパスタ皿に使用しました。あたたかみのある器で、白化粧のやわらかな色にお料理がよく映えます。

つくりかた

カボチャ、シメジ、玉ねぎ、人参、カブなど野菜を切ります。

切った野菜を陰陽*の順(シメジ、ピーマン、玉ねぎ、かぼちゃ、かぶ、人参)に重ねて、重ね煮をします。一番陰性な下になるものを、オリーブオイルで炒めてから次々重ねていってください。

*マクロビで大切にされている、何かを判断するための、基準とする考え方の一つです。

上に置き塩をしてわきから少しの水を入れ、蓋をして重ね煮します。

野菜類が柔らかくなったら、煮切りオイルを足して、塩気の確認をします。

ゆであがったパスタを、野菜を煮た鍋に入れて一気に絡めて、盛り付けます。バジルや、パセリなどお好みで散らしてください。

高梨さん特製のピンクペッパーとクルミ、レーズンのパンを添えてパスタをいただきました。

色絵 菊形鉢 小にオリーブオイルとピンクペッパーを入れて豆鉢として使用しました。手のひらに収まるほどの小さくかわいらしいサイズです。

<このお料理で使用したBETTERの食材・調味料>
・ひとつぶ小麦のコキエット
・チュニジア産オーガニックオリーブオイル
・オーガニックピンクペッパー
・クリスタルソルト
・あかねだま 無農薬みかんシロップ(ドリンク)

Recipe4:紫芋のポタージュ

旬を迎えた紫芋を使ったポタージュです。紫芋の柔らかい味が口の中に広がります。トッピングにはクルトンの代わりに揚げ玄米を使用しています。

スープの器にBARBAR サビ十草 反り湯呑を、受け皿にサビ十草 中皿を選びました。反り湯呑はお茶を入れるカップやスープを入れるお碗としてもお使いいただけます。クラシカルな柄ですが、洋風のお料理にも合わせやすいモダンなかっこよさもある器です。

つくりかた

芋の皮は剥き、玉ねぎはみじん切りにします。

ごま油で、玉ねぎを炒めて、そこに乱切りした紫芋を入れて、塩を加えながら、ゆっくり炒めていきます。
昆布出汁か、または水を入れてゆっくり煮こみます。

芋が柔らかくなったらバーミックスなどで、攪拌して滑らかにします。味の確認をして、何か足りない場合は足してください。

寒い冬には、葛のとろみを加えるのもおすすめです。

<このお料理で使用したBETTERの食材・調味料>
・クリスタルソルト

Recipe5:アップルタルト

パイ生地に豆乳カスタード、リンゴのコンポートをのせた砂糖不使用のタルトです。リンゴの甘味がおいしく、豆乳カスタード・全粒粉で作られたパイ生地によく合います。

タルトはHASAMI SEASON01 スクエアプレートに盛りつけました。シンプルな長方形のお皿ですので、どんなお料理にも合わせることができます。

つくりかた

アップルタルトはパイ生地・リンゴのコンポート・豆乳カスタードの3つの料理が必要になってくる複雑なお料理で、今回はレシピを省略させていただきます。興味のある方は草のダイニングでレッスンをしているそうなので、ぜひ参加してみてくださいね!(※写真はパイ生地作りの様子です)

<このお料理で使用したBETTERの食材・調味料>
・クリスタルソルト

「マイナーレシピ 〜マクロビオティック編〜」はいかがでしたか?

マクロビオティックでは余計なものを使わなくても、調理法や食材次第で身体が喜ぶおいしいごはんができるので、生活の中に少しずつ取り入れていきたいですね!少しでも興味が湧いたという方はぜひBETTERを訪れてみたり、草のダイニングのお料理教室に参加してみてくださいね!

zero waste shop BETTERでは、「ゼロウェイストを日常に 生活を豊かに」というコンセプトのもと、食品の量り売りや長く使うことができて環境に優しい雑貨などを販売しています。調味料・ドライフルーツ・チョコレート・スパイス・洗剤などを必要な分だけ購入することができ、環境にも身体にもやさしくお買い物が楽しめます。

店主の永長さんがお店を開くきっかけとなったのは、2019年に沖縄に行ったときのこと。沖縄の海を見て美しさに感動した一方で、地球温暖化によりサンゴが白化している光景を目の当たりに。このときがきっかけで、環境問題に関心を持ち、調べていくと海のプラスチック汚染が深刻であることを知ったそうです。生活のなかでなるべくプラスチックを減らそうとするも、なかなか減らないことにジレンマを感じていたときに、環境先進国では量り売りがメジャーであると知り、誰もが楽しく環境問題に取り組める場所を作りたいとzero waste shop BETTERをオープンしました。

永長さんの想いは少しずつたくさんの人に届いています。環境問題に興味を持つようになった、自分の生活を少し見つめなおしてみたいなど、環境問題について考えるきっかけとなっています。

BETTERでは定期的にお料理会・セミナー・POPUPなど様々なイベントも開催しています。今回ご紹介した草のダイニング・高梨さんによるマクロビ教室も開催されていますので、ぜひ参加してみてください。

Instagram:@betteroita
Online Store:https://better.base.shop/

編集後記

今回撮影にご協力いただいた草のダイニング・高梨さん(左)とBETTER・永長さん(右)。

キッチンでは終始心地よい雰囲気が流れていて、マクロビのお話、食材について、身体のことなど、お二人のお話はとても勉強になることばかりでした。高梨さんが楽しそうにお料理をする姿を見ながら、マクロビ教室にぜひ参加してみたい!と思いました。

高梨さんは宮城県出身で、進学で上京し、東京でマクロビ教室を開催していました。しかし2011年の東日本大震災での原発事故をきっかけに、放射能の汚染から逃れるために九州に移住してきたそうです。目に見えないものの怖さを高梨さんの身体は感じ取り、本能に従うまま大分に根を下ろすことになりました。自分の身体が感じ取ったものに素直に、食べるもの、生きる場所を選んでいく高梨さんは軽やかでしなやかに見えました。

最後に高梨さんの調理道具をご紹介。高梨さんの調理道具はすべてオーダーメードで作ってもらっているそうで、中には30年以上使用しているものもあるとのこと。道具を自分の使いやすいように改良して、長く使う。大切に使われている道具たちを見て、とてもあたたかい気持ちになりました。自分の身体も大切にしているからこそ、道具や周りの人にもやさしくなれるのかもしれません。(編集S)

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