作品のコンセプトは「ブルー」・「ホワイト」・「トラディショナル」。
ガンダムの影響も強く持つボリス氏は、ロボットをイメージしたフラワーベースの他、彼の芸術の基盤となっている「文字」が彫られた、設計図のようなタイルをデザイン。2018年5月来日し、波佐見町に1週間滞在して制作しました。
フラワーベースの着色に使用したブルーの絵具は、ボリス氏が波佐見町の窯材店で一目ぼれした「呉須絵具(ごすえのぐ)」というもの。波佐見焼や有田焼をはじめとした肥前地区の焼き物には欠かせない伝統的な絵具です。コバルト化合物を含む鉱物が原料で、焼くと藍色に発色します。
実験的な着色方法で、偶発的に生まれた呉須絵具の深いブルーとホワイトのコントラスト模様が、直線的でメカニカルなフォルムに融合し、平面と起伏、不動と流動、現実風景と抽象世界、ボリス氏が自身の作品のテーマとしている" 対峙する力" が見る人に訴えかける作品となっています。
作品はすべてボリス氏により絵付けされた1点ものです。
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