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【mandala limited 第3弾】デンマークのセレクトショップ「studio x」と同時販売!

2022.11.21 (月)

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マルヒロの新しいものづくり「mandala limited」の第三弾を発表。デンマークのセレクトショップ「stuido x」にて11/23(水)からマルヒロオンラインストアで11/24(木) と12/3(土)から販売開始いたします。

【mandala limited】

販売期間:
11/24(木) 17:00〜(16個限定)
12/3(土) 17:00〜(14個限定)
価格:9,900円〜18,700円(税込)

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※販売開始時刻に商品ページを閲覧できます。

長崎県の波佐見町は約400年前から続く日常雑器の生産地。
世界最大級の登り窯が存在するほどその生産量は江戸時代から多く、
効率化を求め、分業制で焼物を作り、リーズナブルな価格帯のものが多い産地です。

マルヒロは波佐見焼の商社のため、通常焼物の企画やデザインを行い、生産は各工程の職人に行ってもらうため、自らが制作に携わることは基本的にありません。

mandala limitedでは、新しい試みとしてマルヒロの社員・荒木里奈が下絵付けの工程に携わりました。下絵付けとは、素焼きした焼物の生地に下絵具と呼ばれる焼物用の絵具で絵付けを行うことです。通常、波佐見焼で用いられる絵付け技法に縛られず、ドリッピングや切り絵、ポーリング、スクラッチなどまるで絵画を描くように様々な実験的な描写方法を試みました。

効率よく均一的なものを安定して生産することに長けている産地のため、手間のかかる作業や個体差の出てしまう実験的なことは敬遠されがちですが、自らがこの「手間」の部分を請け負うことで、400年の波佐見焼の歴史の中で培ってきた技術に新しい挑戦が加わり、今までなかった特別なアイテムを作ることが可能となりました。

そして、描写方法だけでなく質感にもこだわり、生地、下絵付け、釉薬、焼成方法の組み合わせの研究を光春窯の協力の下行い、多種多様な表現方法を編み出しました。

光春窯はマルヒロの代表作でもある〈HASAMI〉SEASON 01をはじめとしたオーソドックスなアイテムからmandalaのような作り込まれたアイテムまで幅広くこなす頼りになる窯元。本シリーズでは3類の生地、3種類の化粧土、5種類以上の下絵具、10種類以上の釉薬を使用し、ひとつひとつのアイテムに適した組み合わせを考え、特別なアイテムを制作しました。

大量生産を得意とする波佐見町もピーク時から4分の1程度まで生産量は落ち、また職人の高齢化により、ものを作る人が今後不足していく中で、今までのような量や価格でのものづくりはいずれ難しくなるでしょう。
また、限られた資源を考えると、ものを作る量はよく考えなければなりません。
 
そして、産地で働く者の特権として、身近にある素材に触れ手を動かすことを経験したことにより、その喜びや楽しさをダイレクトに表現したいと思うようにもなりました。mandala limitedは、1つ1つのアイテムに向き合い、好奇心を持ち、作ることを存分に楽しみながら作られたアイテムです。

「mandala limited」海外初出展!!11/23(水)から始まるデンマーク コペンハーゲンのインテリアショップ「studio x」のクラフトマーケットに参加します。同イベントの開催に合わせ、マルヒロオンラインストアでは11/24(木)から販売を開始します。

コペンハーゲンを拠点とするインテリアショップ・カフェ・デザインスタジオからなるスペース「studio x」は11月23日(水)より、クラフトマーケットを実施いたします。国内外から集まったセラミック、グラスワーク、タペストリー、スツール、テーブル、バスケットなどのアーティストの作品が一堂に並びます。マルヒロは「mandala limited」限定30個と、通常のmandalaシリーズ「斑雪」「薫風」「飛輪」を出品いたします。マルヒロオンラインストアでは、同イベント出展を記念し、11月24(木)17:00より「mandala limited」の販売を開始いたします。

[studio x]
studio xはコペンハーゲンを拠点とした、インテリアショップ・カフェ・デザインスタジオからなるスペースで、とくにショップでは生活にまつわるすべてのものを独自の視点をもってデンマークのみならず世界中からあつめご紹介している、実験的なギャラリースペースという面も併せ持っています。ショップにある全てのアイテムは、デザイナーや作家の持つ個人的なこだわりや唯一無二の世界観という共通項によって繋がっており、それぞれ独自の強さや魅力を秘めていて、進化し続けるスタイリング・ディスプレイによって、新しく遊び心にあふれたインスピレーションや発見が限りなく生まれていきます。

Address: Dronningens Tværgade 46 & 50
Opening hours: Tuesday-Friday 10:00-18:00, Saturday 10:00-16:00
URL: http://studiox.dk
Instagram: @studioxstore

マルヒロオンラインストアで販売予定のアイテムの一部をご紹介。

ドリッピングしたドット柄とビビットな幾何学模様が描かれた楽しげなアイテム。下絵付けと上絵付けを融合する染錦という伊万里焼や有田焼などで古くからある技法で描かれている。

「貫入」という生地と釉薬の収縮差により器面にひび割れ模様ができる技法を用いた一品。2種類の釉薬をまだらに掛けているため、1層に掛かった部分と2層に掛かった部分の表情の違いが美しい。

御本手という還元焼成で焼成した場合にのみに出る窯変を効果的に用い、裸体の絶妙な色合いを表現している。
青い部分は呉須絵具の色味切り絵を連想させるオリジナル技法で描かれたテクニカルな一品。サンドブラストを施しているためマットな質感。

PROCESS

_竺付け

【下絵付け】
下絵付けとは、素焼きした焼物の生地に呉須絵具と呼ばれる焼物用の絵具や化粧土を使い絵付を行うことです。その後釉薬を掛け本焼成します。通常、波佐見焼で用いられる絵付け技法に縛られず、ドリッピングや切り絵、ポーリング、スクラッチなど様々な描写方法を試みました。

※粉引き / 化粧土・・・器に泥漿(白化粧土)を施す装飾のこと。白磁が大変貴重だった時代に白い器へのあこがれから朝鮮半島で生まれた技法で、当時は生素地に釉薬を薄くかけていたため、表面がマット状になり、粉を吹いたように見えたことから粉引きと名付けられた。吸水性があるため、使い込むほどに濃淡のしみができるのが特徴であり「育てる器」とも言われる。《BARABAR》mandalaシリーズはさまざまな粉引きの表現方法に挑戦したシリーズである。

※呉須絵具・・・古くから染付などの磁器に使われてきた、酸化コバルトを含んだ鉱物の名称。呉州とも書き、広い意味で顔料や絵具全般を指すこともある。江戸時代初期から後期にかけて中国産の呉須(支那呉須、天然呉須、豆呉須など)が、江戸時代末期にはフランスから酸化コバルトが輸入されたが、これらは生地への定着が悪いという問題を抱えていた。明治3(1870)年、ドイツ出身のお雇い外国人であったゴットフリード・ワグネルが有田に招かれ、酸化コバルトと中樽山地土を混ぜることで生地への定着を良好化した人工呉須を開発。以降、天然呉須の入手が困難になったことも相まって人工呉須の普及・改良が進み、現在に至る。

※染付・・・酸化コバルトを主成分とする絵具(呉須絵具)を使って下絵付けしたもの。釉裏青とも呼ばれ、中国や朝鮮では青花と称される。中国に始まる技法で、明時代には大量生産されて世界中に広まり、日本では江戸時代初期に有田で初めて焼かれた。

ドリッピングしたドット柄と化粧土の白色を組み合わせた石のような柄。

※こちらの商品は12/3(土)17:00〜に発売開始いたします。

黒色の生地の上に白い化粧土と酸化鉄の入った赤い化粧土を塗り、スクラッチして柄を施している。

※こちらの商品は12/3(土)17:00〜に発売開始いたします。

∋樌

生地、下絵付け、釉薬、焼成方法の組み合わせの研究を光春窯の協力の下行い、多種多様な表現方法を発見しました。光春窯はマルヒロの代表作でもある〈HASAMI〉STASON 01をはじめとしたオーソドックスなアイテムからmandalaのような作り込まれたアイテムまで幅広くこなす頼りになる窯元。描写方法だけでなく質感にもこだわり、本シリーズでは3種の生地、3種類の化粧土、5種類以上の下絵具、10種類以上の釉薬を使用し、ひとつひとつのアイテムに適した組み合わせを考え、特別なアイテムを制作しました。

施釉前の器に釉薬名と焼成方法の描いたメモ。
焼成方法は酸化焼成と還元焼成と大きく分けて2種類あり、同じ釉薬でも、焼成方法により表情が異なります。

※酸化焼成(OF)・・・窯内に酸素を送り込み、作品が常に酸素と触れた状態で焼き終わる完全燃焼の状態で行う焼成方法の一つ。ヨーロッパやアメリカの陶器に多く見られる焼成方法で、炉内で常に炎(電気窯の場合は輻射熱)と酸素のバランスを取ることで、酸素と金属成分が結び付きやすくなる。通常、何もしなければ酸化焼成となるが、波佐見では酸化焼成している窯元は限られている。

※還元焼成(RF)・・・作品が酸素と触れないようにしたり、作品内の酸素を奪い取らせるようにして、不完全燃焼の状態で行う焼成方法の一つ。日本や中国で多く見られる焼成方法で、波佐見でも主流。燃料が燃えるには酸素が必要だが、あえて炉内の酸素を少なくすることにより、生地や釉薬の中の金属に結び付いている酸素まで奪うことで独特な化学反応を起こす。主流。燃料が燃えるには酸素が必要だが、あえて炉内の酸素を少なくすることにより、生地や釉薬の中の金属に結び付いている酸素まで奪うことで独特な化学反応を起こす。

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